去る9月17日(土)、かながわアートホールにおいて、羽田さんの音楽化生活35周年記念のスペシャルコンサートである、10月10日(月・祝)のサントリーホール公演リハーサルが行われました。
今回の公演では、映画「プラトーン」で象徴的に使われている音楽、バーバー作曲の「弦楽のためのアダージォ」。
そして、以前より羽田さんが演奏していたガーシュウィン作曲のピアノ協奏曲 へ調。
メイン・プログラムは、「革命」という名前で知られる、ショスタコーヴィチ作曲の交響曲第5番を取り上げます。

バーバーという作曲家は、日本ではあまり知られていませんが、アメリカ人の中では最も広く愛される作曲家の一人だそうです。
この「弦楽のためのアダージォ」は元々“弦楽四重奏曲”の第2楽章を編曲して作られた曲だそうです。
アダージョのテンポに乗って奏でられるメロディは、切なくもドラマティックで・・・でもやっぱり「プラトーン」のワンシーン、あのポスターになっている場面を思い起こしてしまいます。

さて、ガーシュウィンといえば羽田ファンはお馴染みですし、「ラプソディ・イン・ブルー」が有名ですが、その「ラプソディ〜」初演の翌年である、1925年、そう、ちょうど80年前に初演された曲だそうです。「ラプソディ〜」と違い3楽章形式で、とても聴きごたえのある曲です。この曲は、羽田さんの弾き振りで演奏されます。
聴きどころだけではなく、ピアノを演奏しながら、どうオーケストラを引っ張っていくのか?羽田さんとコンサートマスター
石田さんのアイコンタクトなども見どころだと思いますよ。

そしてショスタコーヴィチ。略称ショスタコ。そしてこの5番のシンフォニーは、「タコ5」などと呼ばれることもあるようです。(笑)
ショスタコーヴィチのシンフォニーの中で最も有名で、ティンパニーのリズムに乗って金管群のファンファーレで始まる
第4楽章は、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。雄雄しく猛々しいリズムとメロディ、そして美しいメロディが一気に駆け抜けるような曲です。全体的な印象は「激情迸る」という感じでしょうか。

サブタイトルの「魅惑のコンチェルト 情熱のシンフォニー」を見事に体現したプログラムだと思います。
いよいよ間近に迫ってきたサントリーホール公演。羽田さんもボルテージが上がってきています。是非ご期待ください。

※このページの一番下には、羽田さんへのインタビューもありますので、お見逃しなく。

リハーサルは、ショスタコーヴィチから始まったのですが、この写真に写っている練習が終わった時、
羽田さんの指揮について、オケの団員さんから親しみをこめて
「イャー、やっぱりスーパーオヤジですね」
と感嘆の声が上がる一コマも。

■ 羽田さんへの一問一答 ■

Q.35年間、音楽と向きあうときに絶やさず思っていたことを教えてください。

A.どんな時でも楽しむ気持ちを忘れず演奏してきました。


注: 羽田さんは、常々、「演奏している本人が楽しんでいなければ(=楽しむところまで達していなければ)、聴いている方は楽しくないよネ」と発言されています。

Q.これから音楽家を目指す若い世代にアドバイスをお願いします。

A.習う事より、上手くなる独自の工夫を探し実践する事を心がけてください。

注:これは、羽田さん自身が若い頃から実践してきたことそのままで、“早く”“楽に”なんて旨い話はない、という短い言葉の中にもとても重みのある言葉です。

Q.今回の「3Days」にかける意気込みを!

A.スイートベイジルではAt homeな雰囲気を、サントリーではFomalなSymphonic soundを、
  楽しんで戴きたいですね。

注:是非、ハネケン・ワールドの全てをご堪能ください。
  事情により、掲載がスイートベイジル公演に間に合いませんでした。アクセスしてくださっている皆様、
  そして、質問にお答えいただいた羽田さんに深くお詫び申し上げます。